住宅密集地で「光を取り込む家」を作る方法
- miura-archi
- 6月1日
- 読了時間: 4分
これは設計事務所が最も得意とするテーマの一つかも知れません。
なぜなら、日本の都市住宅はほとんどが
*隣家が近い
*南が塞がれる
*視線が厳しい
*敷地が小さい
からです。
つまり、「普通に窓を付けても明るくならない」ことが多い。
そこで設計事務所(建築家)は、“光の取り方”そのものを工夫します。
# まず大前提として
設計事務所(建築家)は、「南に大窓」だけでは考えません。
むしろ住宅密集地では、<南大開口→カーテン閉めっぱなし>になりやすい。
つまり、“光は入るが、暮らしが閉じる”のです。
だから設計事務所(建築家)は、「光・視線・空・反射・高さ」を立体的に考えます。
# 明るい家の本質とは
実は重要なのは、「窓の大きさ」ではなく、「空がどれだけ見えるか」です。
設計事務所(建築家)はまず<どこに空があるか、どこから光が落ちるか>を探しています。
1. 高窓(ハイサイドライト)を使う
住宅密集地で最重要ポイント。
例えば、高い位置から空の光を取る。
なぜ有効なのか?
隣家が近くても<上空は空いている、 空の反射光が入る>から。
しかも「視線切れる→カーテン不要」という大きな利点があります。
2. 吹抜けで上から光を落とす
これは設計事務所(建築家)がよく使う手法です。
上部から光を取り、下へ落とす。
実は「吹抜=開放感」ではないのです。
本質は、「光を運ぶ装置」です。
住宅密集地では、かなり有効です。
3. 中庭・光庭を使う
住宅に穴を開ける考え方。
すると<光・風・空>を内部へ持ち込める。
ただし重要なのはサイズで
狭すぎると<暗い>圧迫感になります。
設計事務所(建築家)は「空が見える比率」をかなり見ています。
4. 「北の光」を活用する
これは一般住宅とかなり違う考え方で、
実は北光は<柔らかい(安定) 眩しくない>ため、非常に美しいのです。
設計事務所(建築家)が北窓を好む理由は
例えば、アトリエや美術館も北光をよく使います。
理由は、光が均一で綺麗だからです。
5. 「反射光」を使う
これはかなり設計事務所(建築家)的。
例えば、<白壁・天井・床・隣壁>で光を反射させる。
つまり、直接日射だけでなく、“間接光”で明るくするのです。
実際かなり違います
明るい家は、「光が柔らかい→奥まで回る」特徴があります。
6. 奥行きを短くする
細長い家は、奥が暗くなりやすい。
そこで「中庭・吹抜け・スキップ・横方向採光」を使い、「光の到達距離」を短くします。
7. 「窓の向き」をずらす
真正面に隣家がある場合、「斜め方向」上方向へ窓を振る。
設計事務所(建築家)は“真正面に窓を付けない”ことが多いです。
8. 「天井」を明るくする
実は、人は天井が明るいと、空間全体を明るく感じるのです。
そこで「高窓→間接光」勾配天井を使う。
9. 2階LDKにする
都市住宅でかなり合理的なプラン。
理由は、「光を取りやすい・空が見える・視線避けられる」から。
特に、北道路の土地や密集地と相性が良いです。
10. 「窓を減らす」こともある
意外かもしれませんが、設計事務所(建築家)は「全部を明るくしよう」とは考えません。
むしろ「明るい場所と落ち着く暗さ」のコントラストを作ります。
それはなぜか?
全部明るいと「落ち着かない・平坦・眩しい」ことがあります。
だから“光の強弱”を設計します。
11. 外構・植栽も光設計です
例えば、<白砂利・明るい壁・植栽影>などで、光環境を調整します。
特に木漏れ日は、かなり豊かな光になります。
設計事務所(建築家)が嫌がる「暗くなる原因」
1. 南大窓信仰 → 視線問題化しやすい。
2. 窓を低くしすぎる → 隣家しか見えない。
3. 奥行き深すぎる → 光届かない。
4. 吹抜なし総2階 → 中央暗くなりやすい。
5. カーテン前提 → 昼でも閉じる。
実際、設計事務所(建築家)は“断面”で考えています。
これはかなり重要で、普通は平面(間取り、プラン)で考えますが、
設計事務所(建築家)は、<空→窓→吹き抜け→LDK>
のように、「光が落ちる断面」を考えています。
つまり、 光を取り込む家は、“立体設計”なのです。
実は「広い窓」より「良い窓」
本当に明るく感じる家は、<空が見える・光が回る・視線が抜ける>家です。
単純に窓が大きいだけでは、快適になりません。
設計事務所(建築家)が目指していること
実は、「明るい家」より、「気持ち良い光の家」を目指しています。
つまり<朝の柔らかさ・昼の安定光・夕方の陰影>まで含めて設計しています。
したがって
住宅密集地で光を取り込む家を作る鍵は、「隣家を見る窓」ではなく、「空を見る窓」を作ることです。
つまり、<高窓・吹抜け・中庭・2階LDK・反射光・断面>設計を使い、“上から光を落とす”ことが重要。
だから設計事務所では、平面より先に「光の断面」を考えていることが多いです。




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