借景を取り込む家

<借景を取り込む家>
​​ ・所在地 /東京都練馬区
・主要用途/専用住宅
・敷地面積/137.53㎡
・延床面積/132.50㎡
・主体構造/木造​
・規  模/地上2階
・設計期間/2004年10月~2005年 4月
・工事期間/2005年 6月~2005年11月
​     *2017年に外装改修
 

都立公園の入り口につながる幅員が4mに満たない北側道路に面して建つ住宅です。


この住宅の建て主さまとは土地探しから携わってきました。当時同じく都立公園近くのマンションに住んでおり、環境の良さからこの住み慣れたこの場所に家を建てたいとの理由でこのエリアでの土地探しを始めました。


なかなか条件に合う土地が見つからずにいましたが、ちょうど公園近くに古家が建つ敷地70坪の土地をおよそ30坪と40坪の2区画に分筆する形で売りに出されていました。
すでに30坪のほうは売却済みでしたが、幸いにして40坪のほうがまだ残っていたので、早速建て主さまと一緒にその土地を見に行き、建て主さまは公園が近くて緑も多く、最寄駅からも近いということで大変気に入り即決しました。

まだ木造2階建ての古家が解体される前だったので、内部を見せていただき2階からの眺め等をチェックし、外部空間をどう内部に取り込み快適な生活を送るかをテーマに設計をしました。


周りには驚くほど緑が豊かに残っており、傾斜によって敷地から東側の公園に向かって低くなっているため2階北側のテラスからは隣家の庭や公園の樹木が借景として眺めることができ、あたかも公園が自分達の庭であるような気分にさせてくれます。
また、2階北側テラスの道路側に面する部分をアルミアングル材によるルーバーで覆うことで内外に対して圧迫感を与えずに風を通しつつプライバシーも確保しています。
見晴らしの良い2階にリビング・ダイニング、1階のプライベートスペースを真ん中に配した廊下と階段でつなぐプランになっています。

玄関から1階室内すべての段差を無くしているため、玄関扉を開けて入ると上がり框の無い白いタイル貼りの玄関廊下がまっすぐに伸び南側の庭へと続いています。
2階リビング南のハイサイドライトと階段上部のスリット窓からの光が1階の玄関・廊下へと差込み、とかく暗くなりがちな中廊下式プランの欠点を解消しています。


2階リビングは天井高さが3.6mある開放的な空間で、夏は南から入る風が北側上部の窓から通り抜けます。

一方冬は暖かい日差しがリビング全体に当たるので晴れた日の日中はエアコンや床暖房に頼ることなく理想的な環境の中で生活することができます。

​Miura  Architect  Atelier

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