​住まいづくりコラム#23「無垢材といえば」

「無垢材」と言ってまず思い浮かぶのは、フローリング(床材)でしょうか。

フローリングには無垢材と複合材があり、無垢材が伐採された丸太材から切り出された木材のことであるのに対し、複合材は表面が数ミリの無垢材と合板が接着されたものです。

私どもの設計事務所では、フローリングに関して建て主さまが複合材を希望されている場合を除いては、無垢材をお勧めしています。

その理由は、魅力のひとつである木目はどちらにもありますが、無垢材は幅が広く自然素材である無垢材特有の風合いや質感が良く、経年変化を感じられるからです。

また、無垢のフローリングの場合、ちょっとしたキズも補修が容易なので、小さなお子さんがいらっしゃる住まいでは素足も気持ちいいので喜ばれます。

床暖房にも対応している無垢材もあるので、木の種類や色、塗料なども含めて建て主さんとショールームに足を運んだり、サンプルを取り寄せたりして決めています。

ただし、無垢材は自然素材ゆえ日頃のお手入れが大切なので、経年変化を楽しむためにも愛着を持ってお手入れ(メンテナンス)を建て主さんにはしてもらっています。

もちろん、無垢材はフローリング以外にあり、天井や壁など内部で使われる羽目板や外壁、軒裏や目隠し用ルーバーなどの外部廻りでも使われますが、経年変化を楽しむ代わりに日頃のお手入れ(メンテナンス)が必要です。

下の写真にある住宅でもリビング・ダイニング・キッチンの床はウォールナットの無垢材を、ダイニングの天井はベイツガの無垢材で仕上げました。

ダイニングの天井高さがキッチンやリビングと異なるので、空間にアクセントを付けて落ち着いた雰囲気を演出するために無垢の羽目板にしました。

また、床のフローリングと天井の羽目板の張る向きを長手方向に揃えることにより、空間の奥行きを一層感じられるようにしています。そしてこの方向は、ダイニングに続いている屋外テラスのデッキ材にも反映されています。

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