​住まいづくりコラム#31「基本設計では周りの家の模型も作ります」

基本プランが固まり、1回目のプレゼンテーションを建て主さんへおこなう場合、私どもの事務所では必ず縮尺1/100の模型を製作してお見せします。

この模型と図面、そしてCGの3点を用いて建て主様に対してプランの説明をおこないますが、最もわかりやすいのは、やはり模型のようです。

実際に、プレゼンテーションをおこなっているあいだ、建て主さんは模型をいろいろな角度からご覧になります。

住宅(建物)は三次元なので、二次元の図面やCGではわからない部分が多く、1/100の小さな模型でもこちらのほうが理解しやすいのでしょう。

さらに私どもの事務所で製作する縮尺1/100の模型では、必ず隣地の建物(住宅)もボリューム模型として一緒に作ります。

もし隣地が駐車場などの空き地や宅地分譲地でまだ更地の場合でも方位、建蔽率、容積率などを参考に想定して建物ボリュームを作ります。

その理由は、建物自体のボリュームイメージや高さをはじめ、周りからの見え方、逆に周りから建物がどう見えるかがよくわかるからです。

ちなみにこのボリューム模型の材料は、スタイロフォームと呼ばれる発泡材で、実際に住宅をはじめとする建物建設で必ずと言っていいほど使われる断熱材の一種です。

この模型を参考に開口部(窓)の位置や大きさのチェックもおこない、光の入り方や風の抜け方を検討し、この基本設計が固まると次のステップである実施設計へと進み、今度は縮尺1/50という倍のスケールの模型を製作します。

20210331_090429.jpg