​住まいづくりコラム#11「リノベーションに設計事務所は必要ですか?」

私どもの設計事務所もリフォーム(リノベーション)の設計監理を行う機会が増えていますが、ひとくちにリフォームと言っても工事の規模や金額に幅があります。

 

そのため、リフォームに私どものような設計事務所の建築士が必要か否かの判断は、難しいことかも知れません。

 

例えば、工事の規模が小さく、壁や天井のクロス張替えやトイレの便器、浴室のユニットバスやシステムキッチンなどの設備機器の交換といった、業種が多岐に渡らないいわゆる「模様替え」程度ならば、特に設計事務所の建築士は必要ではないでしょう。工務店や建設会社の担当者と打合せやショールーム見学を行うことで十分です。

 

つまり、設計事務所の建築士が必要なケースとは、建築士が設計・デザインを行い、それに伴う図面を作成して、工事中も現場へ出向いて工事を請け負っている工務店、建設会社の現場監督や建て主さんと打合せをしたり工事監理をするレベルの工事内容の場合です。

 

建築士のいる設計事務所がリフォーム(リノベーション)に携わる場合、設計監理料が工事費とは別途かかり、その金額は新築工事の設計監理料の場合よりも料率は若干高くなることが多いです。

 

リフォーム(リノベーション)を考えている建て主さんが、外装や内装の改修でこだわりのある部分の要望・希望をお持ちで、柱や梁、屋根といった構造が関係したり、水廻り設備機器の位置など大幅なプラン変更が想定される(工事期間と工事費がある程度かかる規模)の工事の場合には、別途設計監理料がかかってしまいますが建築士に入ってもらったほうが良いのではないでしょうか? 

ちなみに下の写真は、私どもの設計事務所で設計監理をした「リノベーション住宅3」で、工事の規模はそれほど大きくなく、キッチンとパントリーが中心でしたが、建て主さんのこだわりでオールステンレスのオーダーメイドキッチンと特徴的なタイルを希望されていたため、キッチン製作会社の方も交えて何度も打合せを重ね、タイルの貼り方も色々と検討し、工事を請け負う建設会社も私どもでご紹介させていただきました。

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