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ハイサイドライトの位置と場所

ハイサイドライト、いわゆる高窓は設置場所によって採光の効果が大きく異なります。

私どもが設計する住宅で採用するハイサイドライトは大きく分けて2つのタイプがあり、

1つは吹き抜け上部で使うタイプ、もう1つは天井際で使うタイプです。

 

住宅を設計する場合、周辺環境(特に隣家側と道路側)を注意深く観察して光の入り方や風の抜け方を検討して、開口部(窓)の位置と大きさを決めていきます。

 

住宅が建て込んでいる地域では、とりわけ隣家が接近している状況が多く、隣家の窓の位置も念頭に置かなければいけないケースがあります。

また、道路に面した場所の窓は、プライバシーを守るため道路を往来する人の視線の高さにならないよう窓の位置と大きさを考慮します。

 

このような環境下では、ハイサイドライトやトップライト(天窓)、地窓が有効です。

 

ハイサイドライトの高さは横長のスリット窓として天井際、つまり2.1~2.3mの位置に設けることで光が天井面を介して空間全体に回り、窓の大きさ以上の効果が得られると同時にセキュリティ上の観点からも適しています。

 

吹き抜け空間におけるハイサイドライトも天井際の高い位置に設けることにより、吹き抜けを介して光を奥まで取り込むことが可能になります。

ただし、吹き抜けに設ける場合、窓の掃除、夏場の強い日差しへの対策などを考慮する必要がありますので、この点はご注意ください。





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