設計事務所と一緒に土地探しを進める場合の具体的な流れ
- miura-archi
- 6 日前
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設計事務所と進める家づくりは、「土地を買ってから設計する」ではなく、「暮らしと建築を前提に土地を選ぶ」という順番が大切です。
実際には、以下の流れがとてもスムーズです。
# 1. まず「どんな暮らしをしたいか」を整理する
最初に重要なのは、
「どんな家が欲しいか」より、「どんな時間を過ごしたいか」を整理することです。
例えば、
* 朝日が入るダイニングが欲しい
* 庭とつながるリビングにしたい
* 在宅ワーク空間が必要
* 子どもが走り回れる家
* 将来平屋的に暮らしたい
* 車2台必要
* 駅近優先
* 自然環境重視
など。ここが曖昧だと、土地の判断基準もブレてしまいます。
# 2. 設計事務所を先に探す
多くの人は先に土地を探しますが、設計事務所住宅では逆の方が成功しやすいです。
見るポイントは、
* 作風
* 予算感
* コミュニケーション相性
* 土地探しに積極的か
* コスト感覚
* 施工会社との関係性
です。特に重要なのは、「予算感覚が現実的か」です。
# 3. 初回相談で「総予算」を整理する
ここはかなり重要です。
例えば予算5,000万円でも、土地が3,500万円、建物が2,500万円では成立しません。
実際には、建物本体、家具、外構、地盤改良、設計監理料、諸費用、税金まで含めて考える必要があります。
設計事務所と一緒に、「土地に使える上限」を最初に決めることが重要です。
# 4. 土地探しを始める
ここから、不動産ポータルサイト、地元不動産会社、未公開情報、建築条件なし土地などを見ていきます。
ちなみに私どもの設計事務所では、設計事務所に特化した不動産会社に土地探しと住宅ローンについて協力していただいております。
この時点では、「100点の土地を探さない」ことが大切です。
土地は必ず何か欠点があります。
設計で解決できる問題と、解決しにくい問題を分けて考えます。
# 5. 候補地が出たら、設計事務所に即共有する
これが最重要ポイントです。
共有するものは、販売図面、住所、価格、面積、周辺写真、ハザード情報
そうすると設計事務所は、法規確認、建ぺい率/容積率、高さ制限、日影規制、北側斜線、インフラ状況、周辺建物、採光、駐車計画などを確認できます。
私どもの設計事務所では、「この土地ならこんな家ができる」という簡単なラフプランの提案を行います。
# 6. 「土地+建物」で成立するかを確認する
ここを見落とすとたいへん危険です。
例えば、擁壁で500万円、地盤改良で300万円、解体で250万円などが後から出るケースがあります。
そのため、「土地価格」ではなく「完成総額」で判断します。
# 7. 必ず現地を見る(複数回)
これは本当に重要です。
見るべき時間帯は、出来ることならば平日朝、平日夜、休日、雨の日で、
確認したいことは、騒音、近隣視線、光の入り方、風、匂い、周辺住民の雰囲気、ゴミ置場、交通量です。
設計事務所住宅は、周辺環境を取り込む設計が多いため、敷地周辺の質がかなり重要になります。
# 8. 購入前に「建築の可能性」をある程度固める
理想は、配置イメージ、ボリューム、駐車計画、採光、概算予算くらいまで見えている状態です。
ここまで整理できると、購入後の失敗が激減します。
# 9. 土地契約 → 本格設計へ
土地契約後に、基本設計→実施設計→工務店見積→調整→工事契約→着工へ進みます。
設計事務所の場合、ここからの密度がかなり高いです。
*設計事務所と土地探しをする最大メリット
最大の価値は、「普通の人には見えない可能性を発見できること」です。
例えば、
* 暗そうな土地 → 光を取り込む
* 狭小地 → 広く感じる
* 変形地 → 個性的空間
* 北道路 → 安定した光
など、設計によって価値が逆転することがあります。
*一方で注意点もある
設計事務所住宅は、時間がかかる、打合せが多い、予算管理に差がある、工務店選びが重要
という特徴があります。
「一緒にプロジェクトを進める」感覚が大切です。

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