top of page
  • miura-archi

お洒落な平屋建て住宅

ひとくちに「お洒落な平屋建て住宅」と言っても人それぞれの価値観があるので、なかなか難しいと思いますが、外観(姿)に限って言えば「お洒落な平屋建て住宅」の共通点はあるかも知れません。


私共の設計事務所で以前に設計監理をした平屋は、手前味噌で恐縮ですが「お洒落」だと思います。


この平屋建ては、ズバリ「中庭のある平屋住宅」という名称の住宅で、中庭が真ん中にあるロの字型プランの住宅です。


セキュリティを考慮した設計プランは、隣地側や道路側といった外部周りには極力大きな開口部は設けず、大きな開口部は外から見えない中庭に面したところに集約したかたちのデザインとなっています。


そのような外観は、少々閉鎖的な印象を持たれるかも知れなかったため、水平を強調して深い軒を出した屋根を浮かせたデザインとし、外壁と屋根との間に横長スリット状のガラスを入れました。


このデザインは、日が暮れた夕方から「おしゃれ感」が増します。


暗くなると室内の明かりが点り、そうすると内部の明かりが天井際の横長スリット窓から漏れて外から見ると、屋根が浮いたように感じられます。

明かりが点いているということが道路からわかるため、それほど閉鎖的なイメージはなくなります。


外部から内部の様子も中庭の様子もわからない、水平性を強調した軒が深い屋根が夜になると浮いたように見える平屋って、「お洒落な平屋建て住宅」じゃないですか?


閲覧数:12回0件のコメント

最新記事

すべて表示

一般的に「アフターサービス」とは、引渡した後の商品や製品について修理・修繕・メンテナンスのサービスのことをいい、一定の保証期間を設けてその期間内の修理箇所や不具合箇所を無償で請け負うことや保守点検を行うことです。 住宅においてこのアフターサービスは、各種メーカーが各製品に設けている保証期間(1年から数年間)によることが多いのではないでしょうか? 設計事務所が設計監理を行う住宅では、引渡し時に工事を

最低敷地面積とは、一つの土地を新たに分割して建築物を建てる場合、その敷地面積の最低限度を用途地域で定めるものです。 これは小規模な土地(あわゆる狭小地)が増加することにより、街全体が住宅が密集した窮屈な状態に陥り、日照(日当たり)や風通し、防火・防災などの住環境が悪化することを防ぐことが主たる目的です。 敷地面積の最低限度の指定数値は用途地域ごと(建ぺい率ごと)に異なりますが、それらは以下のように

bottom of page