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分譲地のメリット・デメリット

分譲地とは、比較的大きな土地を何区画かに分割をする、または新たに道路を造りその周りに分割して数多くの住宅地を形成する土地のことですが、このような土地にはメリットとデメリットがあります。


まずメリットとしては、きちんと測量が行なわれ、敷地境界も明確に決められているという点が挙げられます。

土地が販売される時点で敷地境界にコンクリートブロックやフェンスが設置されているケースがほとんどです。

さらに、新たに多くの家族が同時期に住みはじめるため、地域コミュニティが形成しやすいという点もメリットでしょう。周囲に同じ年代の家族が多い可能性が高いというものメリットかもしれません。


逆にデメリットとしては、土地の価格が周辺相場より割高になりやすいということが挙げられます。

その理由は、分譲地として宅地開発する際に新たに電気・上下水道・ガスといったインフラ設備を引き込む工事を行う必要があるからです。

新たに道路を造っているような分譲地では、道路工事費(アスファルト、縁石、L字側溝など)もかかってくるため、分譲地の販売価格に上乗せされます。


したがって、その宅地分譲開発工事費の一部が土地の販売価格に含まれていると考えるのが妥当でしょう。


また、分譲地では土地をほぼ一斉に販売されるため、隣地が更地になっている場合が多く、自分たちの住まいを設計する上で、果たして隣地を購入された方がどういう家を建てるのか分からないという点もデメリットとしてあります。


しかし、もちろん設計事務所としては予め隣地にどういう住宅が建つのかをあらかじめ方位、建ペイ率、容積率等を考慮して設計を行います。


ただし、こういう分譲地の場合、「建築条件付き」の土地として販売されるケースが多いので、設計事務所や工務店に設計・施工を依頼したいとお考えの方は、要注意です。

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