古家付き土地購入の注意点は?
- miura-archi
- 15 時間前
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古家付き土地(「古家あり土地」「現況渡し」)を購入する場合は、「土地を買うつもりでも、実際には“建物付き不動産”を引き継ぐ」という前提で確認するのが重要です。
特に、解体・再建築・境界・インフラ・契約条件で後から大きな費用が出やすいです。
主な注意点を整理すると、以下のようになります。
# 1. 「再建築できる土地か」を最優先で確認
古家が建っていても、壊したら新築できないケースがあります。
確認ポイントは、
*接道義務を満たしているか( 原則、幅4m以上の道路に2m以上接している必要)
*その道路が「建築基準法上の道路」か
*市街化調整区域ではないか
*セットバックが必要か
*建ぺい率・容積率
*土砂災害警戒区域などの制限
特に古い家は「昔は建てられたが今は不可」があります。
購入前に、
*行政機関の建築指導課
*仲介会社
*土地家屋調査士
*建築士
で必ず確認した方が安全です。
# 2. 解体費用が想像以上に高い
古家付き土地は、「安く見えるが解体費込みだと高い」ことがよくあります。
解体費が上がる要因は、
*木造以外(鉄骨・RC)
*前面道路が狭い
*重機が入れない
*隣家との距離が近い
*擁壁がある
*残置物が多い
*アスベスト
*地中埋設物
最近は解体費がかなり上昇傾向です。
# 3. 地中埋設物リスク
非常に重要です。
古家解体後に、
*古い浄化槽
*井戸
*コンクリートガラ
*昔の基礎
*廃材
*配管
*地下タンク
などが出ることがあります。
これだけで数十〜数百万円追加されることもあります。
契約書で、
*「地中埋設物の扱い」
*「売主負担範囲」
*「契約不適合責任」
を必ず確認してください。
# 4. 境界が曖昧なケース
古家付き土地は境界トラブルも多いです。
確認したいものは、
*境界確定測量図
*境界杭
*越境の有無
*屋根
*ブロック塀
*樹木
*配管
古い住宅地では、「塀が隣地に入っていた」などが普通にあります。
# 5. インフラ状況
古家がある=インフラOKとは限りません。
確認事項は、
*上下水道
*下水接続
*ガス
*引込管の口径
*古い配管交換の必要性
特に注意すべき点は、
*私設管
*共同管
*浄化槽地域
です。
# 6. 「現況有姿・契約不適合責任免責」の意味
古家付き土地ではよく出ます。
つまり:「見えていない不具合があっても基本的に買主負担」になりやすいです。
例えば、雨漏り、シロアリ、傾き、地中障害物、配管破損など。
個人売主では特に免責が多いです。
# 7. 固定資産税の変化
古家を解体すると、住宅用地特例が外れて、土地の固定資産税が上がることがあります。
更地期間が長い場合は要注意です。
# 8. ハザードマップ確認
特に最近は重要です。
確認すべき点は、洪水、津波、液状化、土砂災害、浸水深さ。
古家が残っている土地は、昔の基準で造成された場所もあります。
# 9. 擁壁・造成のリスク
ひな壇や高低差のある土地は特に重要。
古い擁壁は、
*再建築時にやり直し要求
*是正命令
*補強工事
になる場合があります。
擁壁工事は数百万〜千万単位になることもあります。
# 10. 古家を利用するつもりでも要注意
「リフォームして使えば安い」と思っても、
*耐震不足
*雨漏り
*シロアリ
*配管老朽化
*断熱不足
で結果的に高くつくことがあります。
1981年(新耐震)以前は特に慎重にされたほうが良いでしょう。
# 11. 売買契約前にやるべきこと
おすすめ順は、
1. 役所調査
2. 建築士・工務店に現地同行
3. 解体業者に概算見積
4. 境界資料確認
5. ハザード確認
6. インフラ確認
7. 再建築可否確認
です。
# 特に重要な「危険サイン」
以下が複数ある物件は慎重にされたほうが良いでしょう。
*接道が怪しい
*道が狭い
*境界杭なし
*擁壁あり
*高低差大
*昭和40年代以前
*長期空き家
*増築歴不明
*「現況渡し・瑕疵免責」
*相続物件
実務上かなり大事な考え方として古家付き土地は、「土地価格 − 解体・リスク費用」で考えるのが基本です。
つまり、「更地より安い理由」を細かく分解して見る必要があります。

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