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古家付き土地購入の注意点は?

  • miura-archi
  • 15 時間前
  • 読了時間: 4分

古家付き土地(「古家あり土地」「現況渡し」)を購入する場合は、「土地を買うつもりでも、実際には“建物付き不動産”を引き継ぐ」という前提で確認するのが重要です。

特に、解体・再建築・境界・インフラ・契約条件で後から大きな費用が出やすいです。

 

主な注意点を整理すると、以下のようになります。


# 1. 「再建築できる土地か」を最優先で確認

 古家が建っていても、壊したら新築できないケースがあります。

確認ポイントは、

*接道義務を満たしているか( 原則、幅4m以上の道路に2m以上接している必要)

*その道路が「建築基準法上の道路」か

*市街化調整区域ではないか

*セットバックが必要か

*建ぺい率・容積率

*土砂災害警戒区域などの制限

 

特に古い家は「昔は建てられたが今は不可」があります。

購入前に、

*行政機関の建築指導課

*仲介会社

*土地家屋調査士

*建築士

で必ず確認した方が安全です。


# 2. 解体費用が想像以上に高い

 古家付き土地は、「安く見えるが解体費込みだと高い」ことがよくあります。

解体費が上がる要因は、

*木造以外(鉄骨・RC)

*前面道路が狭い

*重機が入れない

*隣家との距離が近い

*擁壁がある

*残置物が多い

*アスベスト

*地中埋設物

最近は解体費がかなり上昇傾向です。


# 3. 地中埋設物リスク

 非常に重要です。

古家解体後に、

*古い浄化槽

*井戸

*コンクリートガラ

*昔の基礎

*廃材

*配管

*地下タンク

などが出ることがあります。

これだけで数十〜数百万円追加されることもあります。

契約書で、

*「地中埋設物の扱い」

*「売主負担範囲」

*「契約不適合責任」

を必ず確認してください。


# 4. 境界が曖昧なケース

 古家付き土地は境界トラブルも多いです。

確認したいものは、

*境界確定測量図

*境界杭

*越境の有無

*屋根

*ブロック塀

*樹木

*配管

古い住宅地では、「塀が隣地に入っていた」などが普通にあります。


# 5. インフラ状況

 古家がある=インフラOKとは限りません。

確認事項は、

*上下水道

*下水接続

*ガス

*引込管の口径

*古い配管交換の必要性

特に注意すべき点は、

*私設管

*共同管

*浄化槽地域

です。


# 6. 「現況有姿・契約不適合責任免責」の意味

 古家付き土地ではよく出ます。

つまり:「見えていない不具合があっても基本的に買主負担」になりやすいです。

例えば、雨漏り、シロアリ、傾き、地中障害物、配管破損など。

個人売主では特に免責が多いです。


# 7. 固定資産税の変化

 古家を解体すると、住宅用地特例が外れて、土地の固定資産税が上がることがあります。

更地期間が長い場合は要注意です。


# 8. ハザードマップ確認

 特に最近は重要です。

確認すべき点は、洪水、津波、液状化、土砂災害、浸水深さ。

古家が残っている土地は、昔の基準で造成された場所もあります。


# 9. 擁壁・造成のリスク

 ひな壇や高低差のある土地は特に重要。

古い擁壁は、

*再建築時にやり直し要求

*是正命令

*補強工事

になる場合があります。

擁壁工事は数百万〜千万単位になることもあります。


# 10. 古家を利用するつもりでも要注意

 「リフォームして使えば安い」と思っても、

*耐震不足

*雨漏り

*シロアリ

*配管老朽化

*断熱不足

で結果的に高くつくことがあります。

1981年(新耐震)以前は特に慎重にされたほうが良いでしょう。


# 11. 売買契約前にやるべきこと

 おすすめ順は、

1. 役所調査

2. 建築士・工務店に現地同行

3. 解体業者に概算見積

4. 境界資料確認

5. ハザード確認

6. インフラ確認

7. 再建築可否確認

です。


# 特に重要な「危険サイン」

 以下が複数ある物件は慎重にされたほうが良いでしょう。

*接道が怪しい

*道が狭い

*境界杭なし

*擁壁あり

*高低差大

*昭和40年代以前

*長期空き家

*増築歴不明

*「現況渡し・瑕疵免責」

*相続物件


実務上かなり大事な考え方として古家付き土地は、「土地価格 − 解体・リスク費用」で考えるのが基本です。

つまり、「更地より安い理由」を細かく分解して見る必要があります。


 

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