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回遊動線のある住まい

miura-archi
2022年12月14日
読了時間: 2分

回遊動線とは、空間内で行き止まりになっていないグルっと回ることが出来る動線のことで、寺社仏閣や別邸等でよく見かける回遊式庭園が有名ですが、住宅のプランでもこの回遊動線は有効な手法です。


家事等をおこなう水廻りでは、回遊可能なプランにすることで移動距離(動線距離)が短くなるので、もっとも効果的と言えるでしょう。


しかし、住宅において回遊動線は水廻り以外の場所でも有効で、これを活用して使い勝手の良いプランが可能となります。


ただし、回遊動線は人間が動くということに他ならず、そのスペースを確保する必要があり、1つのスペースに出入口が複数存在するため、ドアあるいは引戸といった建具が余計に必要な場合があります。


一方で、回遊動線を長くすることで空間を広く感じられる効果もあります。


以前に私どもが設計監理をした「中庭のある平屋住宅」では、家の真ん中に中庭を設けたロの字型のコートハウス(コートとは中庭の意味)で、回廊のような回遊動線を配して、玄関ホールからグルっと一周して再び玄関ホールへ戻るようなプランにしました。

これにより、平屋でありながら行き止まりがなく、より広く感じられる空間でどこからでも真ん中の中庭を眺めることができ、出かける際や外出先から帰った際も結果的に楽で生活しやすいとの感想を建て主さんから頂きました。





また、「旗竿地のコートハウス」でも廊下と寝室を繫ぐ出入口と、寝室に隣接したウォークインクローゼットと直接廊下を繫ぐ出入口の2箇所を設けたプランにしたため、帰宅が遅い時や出勤が早い時などは、ショートカットして寝室とウォークインクローゼットを往き来して廊下へ出られるようになっています。




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